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教会出席に米の高齢者は熱心

 【CJC=東京】米ソルトレークシティーの『デザート・モーニング・ニュース』が、ブリガム・ヤング大学社会学部のヴォーン・コール主任教授は、高齢化とともに、より教会に出席する傾向があると語ったことを報じている。
 日本の「団塊の世代」に相当する米国の「ベビーブーマー世代」も第一線を引退する時となり、また昔より長生きするとなると、魂の問題が大きくなっている。
 同氏が全米1万3000人を対象に調査したところ、多くの人々が教会に出席しているることが明らかになった。40歳では年平均28回だが70歳までは同49回とほぼ毎週出掛けている。ただ70歳以降になると、健康と移動のハンディを理由に出席率は低下している。
 ただこの調査結果はさらに分析が必要だと同氏は言う。自分の宗教生活に関する回答は疑わしいことが多くい。プロテスタントの礼拝は毎週日曜日だけに行われるのに対し、カトリックのミサは1週間に数回行われることからすると、回答者の4分の1がカトリックであることも考慮しなければならない。
 高齢者の生活の一例として同紙は、ノーム・ケットナー氏とジョアンヌ夫人を紹介している。夫妻は収入の半分をルーテル教会への献金とその他の慈善にあてるだけでなく、同時に生活時間についても同じような配分を考え、ボランテア活動に力を入れている。
 引退後は自身のため、そして自分に役立つことに集中する時だとする人々にとっては、ちょっと付いて行けない考えのようでもあるが、ケットナー夫妻にして見れば、教会奉仕と献金こそが役立つ事であり、残された生涯の時間の過ごし方としては有意義なことなのだ。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-01-31T02:27:01+09:00