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古代の礼拝堂跡保存のために刑務所を移動=イスラエル

 【エルサレム=ENI・CJC】ガリラヤ湖畔アフラ近郊の刑務所敷地から、聖地では最古の礼拝堂跡が発見されたことから、考古局が派遣した学者の助言に基づき、イスラエルはメギド刑務所を移設することにした。「全キリスト教界にとって予想もしなかった驚くべき発見。モザイクを外そうとすれば文化的価値が損なわれる」と、考古局のシューカ・ドーフマン氏は記者団に語った。
 礼拝堂は3世紀のもので、碑文とモザイクなどが昨年発見された。イスラエルのモシエ・カツァヴ大統領は現地を訪問、キリスト教にとって歴史的な重要性があることから刑務所移設を支持したと語った。
 現場は古代のユダヤ人の村とローマ軍の駐留地の間に位置している。碑文にはある女性が礼拝堂を「神、イエス・クリストス」に献げたと記されており、イエスについて言及した碑文としては最古のもの、と学者は指摘している。
 メギドは、新約聖書ヨハネの黙示録が、世界の終末における、善と悪の最終的な決戦の場所としたハルマゲドンの地。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-01-31T02:27:57+09:00