【CJC=東京】ブルンジの首都ブジュンブラ郊外で2月4日、カトリック修道会イエズス会のエーリー・コマ神父(59)ら3人が殺害された。
コマ神父らは、車で移動中、飲食店の前を通過した時、銃撃を受け、3人とも死亡した。犯人とその動機は未だ明らかではないが、何らかの事件に巻き込まれたと見られる。
コマ神父は1946年、ブルンジ生まれ。80年に司祭叙階。ブジュンブラの最貧地区で司牧にあたるかたわら、地元のイエズス会運営の高校で教鞭を執り、黙想の指導も務めていた。
教皇ベネディクト十六世は、ブルンジの教皇大使に宛て電報を送り、神父の冥福を祈ると共に、未だ暴力行為を行う人々に、すべての人々が安全と平和のうちに暮らせるように、死の業を捨て去るよう訴えた。□