【CJC=東京】トルコ北東部、黒海沿岸のトラブゾンで2月5日、アンドレア・サントーロ神父(60=ローマ教区司祭)が射殺された。
同神父は、宣教先の聖マリア教会の祭壇近くで祈っている時、1人の青年に拳銃で撃たれた。青年は神父を狙撃する前に「アラーは偉大なり」と叫んだという。
バチカン放送(日本語=電子版)によると神父は1970年に司祭叙階、2000年から教区宣教師派遣プロジェクトに参加、トルコへの信者のために奉仕していた。
教皇ベネディクト十六世は同神父の冥福を祈ると共に、あらゆる形の暴力を非難、神父の死が民族間の真の友愛構築の希望の種となるよう願う意向を明らかにした。□