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ナイジェリアでムハンマド風刺画で暴動、キリスト教会など焼き打ち

 【CJC=東京】西アフリカ・ナイジェリア北部の2州で2月18日、イスラム教の開祖ムハンマドの風刺画に抗議してイスラム教徒数千人が暴徒化、キリスト者を襲撃、教会などを焼き打ちした。この暴動で少なくとも16人が死亡した。警察や住民が伝えた。
 ナイジェリアは人口1億3000万人以上とアフリカでは人口最大の国。北部はイスラム教徒、南部はキリスト者が多い。風刺画問題で暴動が発生したのは初めて。
 ボルノ州の州都マイドゥーグリでは、昼間約3時間にわたり暴動が発生、軍と警官隊が秩序を回復するまで暴徒はキリスト教会15カ所を焼き討ちしたり、商店、ホテルを襲撃したという。カトリック司祭や子ども3人を含む15人が死亡したとの報道もある。死者の大半が、同地では少数派の南部出身キリスト者とみられる。
 また、カツィナ州でも同様の暴動で1人が死亡し、警官2人が負傷。2州で計約200人以上が逮捕され、夜間外出禁止令が出された。□

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