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「一致へさらなる前進を」=WCC総会が声明発表

 【ポルトアレグレ(ブラジル)=ENI・CJC】世界教会協議会(WCC)は2月14日から23日までポルトアレグレで開かれた第9回大会で声明「一つの教会となるため」(仮訳)を採択した。
 WCCは、キリスト教一致に向けた新段階に進む道を開くものと期待しており、「なお続いている分裂は、キリストの体を傷つけ、世界における神の宣教に苦難を与えている。ただエキュメニカル運動は進展しており、私たちの教会がこの困難な、しかし喜ばしい路をたどり続けることを期待する」として、加盟340教会に声明の検討を求めている。
 声明は「教会論」に関するもので、相互聖餐、聖職者認知など教派分裂のもっとも本質的な諸問題に触れている。
 WCCは1948年に、教会一致を促進するために設立された。現在、プロテスタント主流各派、英国国教会(聖公会)、正教会系の340教会以上が加盟している。ローマ・カトリック教会はWCCに加盟してはいないが、信仰職制委員会などには代表を参加させている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-02-27T22:34:01+09:00