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米プロテスタント平和活動家、イラクで遺体発見

 【CJC=東京】米国務省報道担当が明らかにしたところでは、3月10日、イラクで発見された遺体が、イラクのバグダッドで昨年11月26日誘拐されたプロテスタント活動家トム・フォックス氏(54)のものであることが連邦捜査局(FBI)によって確認された。
 フォクス氏はバージニア州クリアブルック生まれ。テネシー州チャタヌーガの高校を卒業、ナッシュビルのピーボディー大学(現バンダービルト大学)に通った。クラリネット奏者でクエーカー派、平和活動に力を入れ、『クリスチャン・ピースメーカー・チーム』(CPT)と協力していた。
 遺体はバグダッド西郊の線路近くで発見された。手はしばられ、頭部と胸部に銃痕がある、とイラク国務省が発表した。身体には切り傷や打ち身があったという。
 同時に誘拐されたジェームズ・ロニー氏(41=カナダ人)、ハーミート・シン・スーデン氏(32=同)、ノーマン・ケンバー氏(74=英国人)の3人についての情報はない。
 フォックス氏は誘拐直前、イスラエルによる分離壁反対のためヨルダン川西岸のパレスチナ自治区を訪問、オリーブの実収穫を手伝い、ブルドーザーの前に座り込みもしている。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-03-14T00:57:12+09:00