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教皇、バチカン機構改革に着手、4評議会の議長職統合

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は3月11日、バチカン(ローマ教皇庁)『移住・移動者司牧評議会』議長の浜尾文郎枢機卿(76)が75歳の定年に達したのに基づき提出していた辞職願を受理した。
 教皇は、同枢機卿の辞職に基づき同日、同評議会と『正義と平和評議会』の議長職を当面、統合すると発表、新議長として、現『正義と平和評議会』議長のレナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿を任命した。
 また『諸宗教対話評議会』の議長職を『文化評議会』の議長職に当面、統合することとし、現『文化評議会』議長のポール・プーパール枢機卿を『諸宗教対話評議会』議長に任命した。
 『諸宗教対話評議会』前議長のマイケル・ルイス・フィッツジェラルド大司教は、2月15日に駐エジプトおよびアラブ連盟教皇大使に任命されたが、後任は明らかにされなかったことから、教皇がバチカンの機構改革に乗り出すとの見方が出ていた。浜尾枢機卿の辞職を待って今回の統合が行われた形だが、「当面」とされていることから、なお改革が進むものと見られる。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-03-14T00:58:54+09:00