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米キリスト教放送、「ペイパービュー」方式に危機感

 【CJC=東京】ケーブルテレビの受信には、複数の局をまとめて契約するパッケージ方式が米国では普通だが、この2月、連邦通信委員会(FCC)が、視聴者が見たいものだけを契約するアラカルト型の「ペイパービュー」方式にすれば受信料が13%節約出来る、と指摘したことで、視聴者は歓迎の構えだが、ケーブルテレビ側は収入減に直結する、と反発、キリスト教放送にも大打撃だ、と『信仰と家庭放送連合』が反対の声を上げている。米福音派系EP通信が報じた。同連合には『クリスチャン放送網』(CBN)のパット・ロバートソン牧師やジェリー・フォルウエル牧師も加盟している。
 キリスト者でもアラカルテ方式になれば宗教チャンネルを見なくなるかもしれない、と言うのはコミュニケーション学者のミーガン・マレン氏。「米国におけるケーブル番組の興隆」の」著者だ。
 ただキリスト教活動家の中には、倫理的な問題から「ペイパービュー」方式が良い、と言う人もいる。『子どもと家族を守る全国連合』のリック・シャアツ氏は、キリスト者として反対すべき番組にまで料金を支払うべきではない、と言う。同連合はアラカルト方式に賛意を表している。□

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