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バチカン、対中復交に向け「対話の機は熟した」

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)国務省外務局長のジョバンニ・ラジョーロ大司教は3月25日、香港テレビ局と英字紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』とのインタビューで、中国との関係正常化に望みが出て来た、と述べた。中国側と非公式な接触があること事態が門戸が開かれる兆候だ、と言う。
 バチカンは1951年に、北京政権と断交し台湾と外交関係を維持している。同大司教は、対話の「機は熟した」とし、大使館を北京に移す用意があるとも言明したとも報じられている。
 24日には、教皇ベネディクト16世が就任後、初めて任命した枢機卿15人の叙任式が行われたが、その中には中国との復交交渉のキーパーソンとされる香港教区の陳日君司教が含まれている。
 陳司教はバチカン放送に26日、枢機卿任命は、中国のカトリック者と全ての人に対する教皇の愛の表明だ、と語った。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-04-05T23:46:42+09:00