【CJC=東京】米EP通信によると、ドイツ連邦議会のエリカ・スタインバッハ議員(キリスト教民主同盟)は予算審議の際、輸入茶の3割が中国の強制労働再教育収容所で生産されたと推定、全製品の輸入禁止を訴えた。収容所では洗脳や拷問が行われている、と言う。
収容されている市民は1500万人に達すると見られ、政治囚や宗教上の理由で収容された人もいる。カトリック信徒のハリー・ウー氏は16年収容されていた。射殺され、臓器が売られたこともある、という。
キリスト教民主同盟の「人権と人道援助」広報担当を務める同議員は、収容所で生産された茶は偽装した商社を通じて輸出されている、と指摘した。