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教皇ベネディクト十六世、就任1周年を迎え一般接見

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世(79)は4月19日、就任1周年を迎え、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場で、就任後47回目の一般接見を行った。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は集まった約5万人の信徒たちに「復活祭の喜ばしい雰囲気のもとで行われる今日の一般接見の始めに、一年前に私を使徒ペトロの後継者として教会に仕えるように呼ばれた主が、その不可欠な助けをもって私を常に支えてくださったことを皆さんと一緒に感謝したいと思う」と語り、「みなさんの支持が必要。優しく、確固たる意志を持った指導者であるよう祈ってください」と呼び掛けた。
 教皇はこの1年、ユダヤ教など他宗教・宗派との対話を促進、中国との関係構築にも動いた。一方、同性愛や人工授精など生命や家族に関する倫理問題では厳しい姿勢を貫いた。
 世界各地を訪問した故教皇と比べると、現教皇の外国訪問は出身国ドイツ訪問の1回だけにとどまっている。カトリック教会内の改革も、ようやく着手したと見られている。□

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