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映画「ダ・ヴィンチ・コード」に『オプス・デイ』が断り書き要請

 【CJC=東京】米ハリウッド映画「ダ・ヴィンチ・コード」の原作者ダン・ブラウンが同名の小説で、カトリック宣教団体『オプス・デイ』を、何世紀にもわたってイエス・キリストに関する真実を隠し続けてきた宗教組織として描いていることから、映画公開を控え『オプス・デイ』が、「この映画はフィクションです」という断り書きを付けるよう、製作会社のソニー・ピクチャーズに要請した。ロイター通信が報じた。
 『オプス・デイ』は同文書で「ソニーが最終的にその方向で結論を出すことはイエス・キリストや教会の歴史、映画鑑賞者の宗教的信念などに敬意を表すこととなる」と強調している。 『オプス・デイ』の米国指導者は「ダ・ヴィンチ・コード、カトリック教会、オプス・デイ」と題する応答を4月9日、ウエブサイト(ホームページ)に掲載した。
 カトリックを含めキリスト教会の中には映画が史実として捉えられることを懸念する声が出ている。ただ『オプス・デイ』は、これまで正体不明な組織と見られていたところから、積極的な姿勢に転じたこと自体も注目されている。
 ソニー・ピクチャーズは「映画の公開まで詳細は一切コメントできない」と発表した。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-04-25T01:55:49+09:00