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米聖公会カリフォルニア教区は主教に同性愛者選ばず

 【CJC=東京】米聖公会カリフォルニア教区は5月6日、サンフランシスコのグレース大聖堂で、引退するウイリアム・E・スイング主教の後任選挙を行い、マーク・ハンドリー=アンドラス補佐主教(アラバマ教区)を選出した。2児の父。
 今回候補として挙げられたのはアンドラス氏以外に6人。その中でサンフランシスコのマイケル・バーロウ司祭、シアトルのロバート・V・テイラー司祭、シカゴのボニー・ペリー司祭は同性パートナーとの同居を公表していた。教区の本拠地サンフランシスコが同性愛を支持する動きの強いところだけに、新主教に公然同性愛者が選ばれる、との推測が強かった。
 3年前、ニューハンプシャー教区で同性愛者が主教に選任されたことで、米聖公会は世界聖公会共同体の中で孤立し、さらに同性愛主教が出現すれば、分裂の可能性も指摘されていた中での選挙として注目されていた。
 アンドラス氏はアラバマの自宅から「寄せられた信頼をうれしくももったいない」と電話で投票者に語った。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-05-09T03:01:51+09:00