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瀋陽教区ではバチカン承認?の補佐司教任命

 【CJC=東京】中国・遼寧省の天主教(カトリック)瀋陽教区(ジン・ペイシャン=金沛献司教)は5月7日、ポール・ペイ・ジュンミン(裴軍民)神父を補佐司教に叙階した。この人選には教皇ベネディクト十六世も承認していると伝えられる。叙階式には米、独、韓国、台湾、香港の聖職者も出席している。
 ペイ司教は叙階に際し、「国家の領土保全、社会安定、一致を保護する」よう指導する、と述べた、とローマのカトリック系『アジア・ニュース』は報じた。これは教会の機能に関する政府の姿勢を反映したもの。
 ペイ神父は昨年8月3日、中国の聖職者22人が訪欧した際、教皇ベネディクト十六世との接見に努力した。教皇は「特別な信愛」をもって接見したことで、聖職者たちは教皇との一致を驚きと共に再確認した、とペイ神父は『アジア・ニュース』に語っている。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-05-09T03:02:56+09:00