【CJC=東京】中国政府公認「中国天主教(カトリック)愛国会」の劉柏年副主席は「司教人選で今後はバチカン(ローマ教皇庁)への事前通告をやめることもあり得る」との考えだ、と香港の中国系紙文匯報などが5月8日報じた。
劉副主席は、バチカンの批判は司教任命を政治問題化させるもの、と反発し今後の対応次第で、司教任命の際の事前通告を取りやめる意向を示した。
バチカンと断交状態が続く中国だが、教皇ベネディクト十六世就任で関係修復への動きが活発になり、昨年6月ごろに、愛国会が司教を任命する際バチカンには事前に通告、協議するとの合意に達したとの報道もある。