【CJC=東京】ロシア正教会の最高指導者アレクシー総主教が5月27日、ラトビアを訪問した。首都リガの空港にはリガと全ラトビアのアレクサンデル府主教、タリンと全エストニアのコルネリウス府主教始め政府首脳や外交陣が出迎えた。
ロシアのノボスチ通信は、今回の訪問がラトビアでは少数派のロシア語社会を霊的に支援するためと見ている。
総主教は同日リガの大聖堂で典礼を執行、またヴァイラ・ヴィチェ=フレイベルガ大統領と会見した。大統領は正教会の伝統が忘れられて来たところで、その復興に努めていることを感謝した。
旧ソ連の支配から独立したバルト3国では、かつての支配層だったロシア語社会が少数化し、差別を受ける事態になり、社会的不安の要素となっている。□