【CJC=東京】香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、バチカン(ローマ教皇庁)が叙階を認めたが中国政府公認の天主教(カトリック)愛国会は承認しなかったウー・キンジン司教は5月27日、陝西省周至の大聖堂に現れ、当局の警告を無視して、礼典を執行した。
同司教の叙階は昨年10月に行われたが、明らかにされたのは22日のこと。消息筋は「ウー司教は当局が承認に必要な措置をとることを期待してはいたが、信仰で妥協することは考えていなかった。当局からは礼典を執行しないよう、最初は示唆があり、それは要求、指示と最終的な警告が出た」という。
ウー氏は司教を示す衣服ではなく、司祭の装束だったが、赤いビレタを被り、リングをはめていた。□