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中国が「ダ・ヴィンチ・コード」の上映打ち切る


 【CJC=東京】6月9日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは、公開中の人気米映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映が8日で打ち切られたと伝えた。配給会社のソニー・ピクチャーズエンタテインメントも同日、明らかにした。
 現地配給元の中国電影集団公司は、国産映画振興を目指す映画配給、映画製作、都市映画館の各協会から5月に出されていた要請に応えたと説明しているが、政府の意向に従ったものと見られる。
 同映画は5月19日の封切り以降、すでに全国で1億400万元(14億8000万円)の興行収入を上げ、外国映画としては「パール・ハーバー」の1億1005万元(15億6000万円)を超え、「タイタニック」の3億5900万元(51億円)に次いで史上第2位は必至だった。
 いったん公開された作品の上映打ち切り異例で、上映館では驚きをもって迎えられている。 中国では政府公認の中国天主教(カトリック)愛国会などが上映禁止を呼びかけており、政府がそうした声に配慮したとの見方も出ている。
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 【CJC=東京】中国で映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映が打ち切られたことに対しカトリック専門ポータルサイト「信徳(信仰)」に、党と政府の禁止措置に感謝する、という声明が6月9日掲載された。
 映画関係者によると、中止を命じたのは国家広播電影電視総局。ただ英字紙チャイナ・デイリーの理由取材に、同局の広報担当者は「よく分からない」と回答したという。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-06-15T03:42:01+09:00