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「世界規模の教会連合の対話を」=独ルーテル派協議会

 【ビーレフェルト(独)=ENI・CJC】ルーテル世界連盟ドイツ協議会は、2010年にシュツットガルト開催される同派大会が他のプロテスタント各派との連携強化になることを望み、他の世界レベルの教会組織に、大会を同時並行するよう提案している。「(プロテスタント)宗教改革に由来する諸教会の家族との主題を掲げた対話のための適切な場」を期待している、という。特にアングリカン・コミュニオン(世界聖公会共同体)、世界メソジスト評議会、世界改革派教会連盟などとの対話を想定している。
 2005年、改革派とルーテル派は、次回大会の共同開催を計画したが、ルーテル世界連盟がシュツットガルトで2010年に次回大会を開くことになったため、共催が困難になった。
 世界教会協議会のサミュエル・コビア総幹事は、次回大会を、ルーテル派、改革派などと「共催」することを提案した。同協議会にはプロテスタント、聖公会、正教会の340教会以上が加盟しており、その多くが世界改革教会連盟やルーテル世界連盟にも加盟している。
 3組織ともジュネーブのエキュメニカル・センターに本部を置いているが、大会開催は6年ごとや7年ごとと食い違っている。
 ドイツ協議会のウド・ハーン報道担当は、シュツットガルトで改革教会と対話する、という考えがコビア氏の提案に向かう「第一段階」かもしれない、と言う。しかし世界教会協議会の次回大会は2013年に開催される。ルーテル世界連盟大会がその3年前ということから、日程調整が難しい、と言う。「それにもかかわらず、ドイツのルーテル派は、世界教会協議会や世界改革教会連盟との合同会議に参加したいという信号を出している」と、ハーン氏は述べた。第一歩は主要なプロテスタント諸教会間の調整を進めること。それが結局は世界教会協議会との協力につながる、と言う。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-06-15T03:42:37+09:00