【エルサレム=ENI・CJC】ベツレヘムに居住するパレスチナ市民の7割以上が貧困状況にある、と援助団体『オープン・ベツレヘム』が明らかにした。ハマスによる政権が樹立されて以来、国際的な救援が打ち切られているため。
英国のキリスト教援助団体は、パレスチナ住民の4分の3が2008年までに、1日あたり収入が国連の貧困基準1・1ポンド(約200円)未を下回ると推定している。
ベツレヘムのキリスト者の状況はアフガニスタン、シエラレオネ、アンゴラのキリスト者よりさらに悪いことになる。
『オープン・ベツレヘム』は「教会指導者、聖職者、信徒を始め平和と正義に関心を持つ全ての人に、欧州連合の制裁措置に反対し、ベツレヘムの住民を支持する」よう呼びかけている。