【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座は、7月3〜5日にモスクワで開く世界宗教指導者会議にバチカン(ローマ教皇庁)当局者と西シベリア司教も参加するよう招待した。モスクワ総主教座は、世界の直面している難局へ宗教が道徳的にどのように応答すべきかを、主要宗教指導者が一堂に集まり討議することを目指している。
モスクワ総主教アレキシー二世が招待したのはバチカン文化評議会議長のポール・プーパール枢機卿、キリスト教一致推進評議会議長のヴァルター・カスパー枢機卿とノボシビルスク東方典礼教区のジョセフ・ベルツ司教。同司教はカザフ生まれのロシア市民。同司教も招待することはバチカンに向けた総主教座側の和解のジェスチャーと見られる。