【スタンフォード(米コネチカット州)=ZENIT・CJC】中国・黒竜江省チチハルのカトリック地下教会司教グオ・ウエンジ氏(88)が、長期にわたる闘病の後、6月29日死去した。米国を拠点とするキリスト教迫害監視団体『カージナル・クン・ファンデーション』が報じた。
グオ氏は1918年生まれ。48年司祭、89年司教に叙階された。54年に共産党政権により「反革命」として起訴され、強制労働10年の判決を受けた。
釈放後、熱心な宣教活動を行い、当局の抑圧の中、地下教会の活性化に貢献した。89年から90年に掛け数ヶ月間、再逮捕されたが、それは地下教会司教会議への参加が理由とされた。2000年8月に退任している。