教界ニュース

ニュースを友達にも教える

代表団の訪中、バチカンは「ノーコメント」

 【バチカン市=ZENIT・CJC】バチカン(ローマ教皇庁)高位聖職者の代表団が中国との関係正常化のため北京を訪問した、とのニュースに関し聖座(バチカン)は確認も否定もしていない。ナバロ=バルス報道担当は6月27日「ノーコメント」とたった1行の声明を発表した。
 イタリアのカトリック通信『アジア・ニュース』は6月25日以来、中国政府要人と会うため、バチカン代表団が北京に滞在している、と報じた。「訪問は7月1日までで、その重要性についてはアナリストの間で評価が異なっている。バチカン自体、今回の訪問で何らかの合意に達するとは期待しておらず、とにかく『ドアをあけておく』ことが必要なのだ」と言う。
 また訪問は香港紙『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』によっても報じられたが、中国外務省は沈黙したまま。
 『アジア・ニュース』によると、バチカン代表団は管財局次長クラウディオ・マリア・チェッリ大司教と国務省のモンシニョール・ジャンフランコ・ロタ・グラジオシ。チェッリ大司教は国務省ではないが、中国関係の専門家。
 訪問のニュースは6月初めに流れたが、その時は誤報だった。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-04T03:02:46+09:00