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キリスト者への迫害、世界各地で増加

 【CJC=東京】キリスト教信仰のために毎年5万5000人以上が世界各地で殺害されている。迫害されるキリスト者が増加している、とドイツ福音連盟宗教的自由委員会のトーマス・シルマハー委員長が、ドレスデンで開かれたキリスト教民主同盟プロテスタント部会の集会で講演した際明らかにした。
 インド、インドネシア、パキスタンのキリスト者が一命を落とす危険が最も高い。シルマハー委員長は、政治家が宗教の自由のためさらに努力するよう奨励した。宗教対話を危険にさらしかねない場合、イスラム圏諸国でのキリスト者迫害や差別を指摘するのをためらいがち、だと言う。
 同委員長は、宗教への関心が世界中で上昇している、として「共産党の無神論勢力は北朝鮮のような小国にまで縮小した」と指摘する。
 キリスト教は西側世界の外で驚異的な成長を見ている。例えば、中国の知識層の多くが、キリスト教を「トレンディー」と見ている。中国の礼拝者の数はヨーロッパの日曜礼拝出席数を超える。
 1970年以来、キリスト者の数はアフリカとアジアで3倍に、ラテンアメリカで倍増している。ただヨーロッパで減少しているため、総数の伸びは僅か毎年1・25%で、人口増加率1・22%に並行している。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-04T03:05:22+09:00