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ワールドカップは教会で=ドイツ聖職者が地域と交流

 【CJC=東京】ドイツのキリスト教会がサッカー・ワールドカップ開催を機に地元住民との交流を深めている。地域内での「友好の輪」を広げるとともに、国内で進む"教会離れ"に歯止めをかける狙いもあるようだ、と産経新聞が報じている。
 ベルリンのオリンピック競技場から約500メートルの場所に位置するカトリック教会では、サッカーボールを描いた大きな旗を正面の壁に掲げたほか、敷地内に「W杯カフェ」と名付けた特別広場を設け、地元住民を積極的に招待している。
 プロテスタント教会では、W杯観戦用のテレビを特別に設置したところが多い。独メディアによれば、臨時テレビを設置したのは国内で数百カ所にも上るという。
 教会がこうした動きを見せるのは、ワールドカップをきっかけに、信者たちの足を教会に向かわせたいとの思惑もある、と産経新聞は見ている。国内にいる2600万人のカトリックのうち、定期礼拝に来るのはわずか15%。ほぼ同数いるプロテスタントの中でも、熱心な礼拝者は4%だけだ、と同紙は報じた。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-11T02:42:38+09:00