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国際アムネスティは人権識別能力を欠く、とシドニー大司教

 【CJC=東京】国際アムネスティ妊娠中絶を人権と認めた場合、キリスト者はアムネスティを脱退しなければならなくなる、とシドニー大司教のジョージ・ペル枢機卿が警告した。人道団体が「殺人を普遍的権利としようとしている」と言う。
 ペル枢機卿は、すべての女性には自分の胎児を堕胎する権利があるという主張は「二枚舌というしかない」ほどに人権の概念がねじ曲げられたと言う。
 「アムネスティは世界各地に180万人のメンバーがいるが、肉体的精神的尊厳に関する女性の権利に妊娠中絶も含めるという決定が行われれば、それは主流各派の福音的なキリスト者が脱退せざるを得なくなることを意味する。アムネスティの活力と熱意は失われよう」とシドニー・サンデー・テレグラフ紙のコラムに枢機卿は記している。
 国際アムネスティが1961年にカトリック者ピーター・ベネンソンによって設立されたことを指摘して、45年後に「全く偽りのものと本物の人権を区別する能力を失う」危険を冒すのは「悲劇」だ、と枢機卿は言う。□

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-17T22:15:39+09:00