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豪合同教会、同性愛聖職問題で福音派が反発

 【CJC=東京】オーストラリア合同教会内の溝がさらに深まりつつある。同派第11回総会がこのほど、公然同性愛者を聖職として受け入れるか否かを加盟各教会(コングリゲーション)に委ねることを決めたが、これが保守派と自由派との対決を抜き差しならないものにした。
 保守派は、今回の決定が同性愛聖職者を完全に認める方向へ教会を進めた、と言う。
 保守派グループ『改革連合』と『合同教会内の福音派会員』は、福音派の伝統の中で聖書の教えを文字通りに受け入れることを促進するための“改革憲章”を作成、また、告白教会連合結成を決議した。
 合同教会のグレガー・ヘンダーソン議長は、7月12日、福音派2団体の指導者に同派首脳部との会見を呼びかけたが、福音派側は会見には応じない構え。
 『福音派会員』の報道担当スティーブン・エサビー氏は、会見のニュースが事前に報道陣に明らかにされたことに不快感を示している。「交渉に入る前に、私たちがしていることについて考えたい」と同氏は語った。
 ヘンダーソン議長は、会見拒否に驚き落胆したと、会見に応じ、主張を説明することが大事なのではないか、と指摘した。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-25T02:47:46+09:00