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「忠誠の誓い」違憲訴訟禁止法案、米下院が可決

 【CJC=東京】米連邦下院は7月19日、公立学校の生徒などが「神の下の一つの国」と唱える「忠誠の誓い」について、連邦裁判所が合憲とか違憲の判断を下すことを禁じる法案を賛成260票、反対167票で可決した。同種の法案は共和党議員から近年相次ぎ提出され、司法権独立への侵害との批判も出ている。上院での採決の行方が注目されるが、成立すれば違憲訴訟が不可能になる。
 法案は、2002年にカリフォルニア州の連邦第9巡回控訴裁が「神の下」の文言は政教分離の原則を定めた憲法に違反するとの判決を下したのを受け、反発した共和党議員が提出した。連邦最高裁は04年、原告に訴訟資格がないとの理由で高裁判決を覆している。
 「忠誠の誓い」は、全米の公立学校で日課として行われている。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-25T02:48:30+09:00