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ブッシュ米大統領がES細胞研究促進法に初の拒否権

 【CJC=東京】ジョージ・ブッシュ米大統領は7月19日、ヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の研究を促進する法案に拒否権を発動した。同大統領の拒否権発動は就任以来初めて。
 同法案は昨年5月に下院、今月18日に上院で可決したが、大統領の拒否権発動により、修正の可能性も含めて議会は再調整に入る見通し。拒否権を覆すには3分の2以上の多数による再可決が必要だが、定員100人の上院では賛成が63票に止まった。
 同性間の結合への強い拒絶姿勢など、キリスト教福音派の価値観を重視する同大統領は、生命倫理の重視を理由に、クローン技術につながるES細胞の研究を規制する政策をとっていた。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-25T02:48:58+09:00