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中国が独自のカトリック司教任命断念か

 【CJC=東京】中国政府が公認カトリック(天主教)教会が、司教をバチカン(ローマ教皇庁)の承認なしに任命することを断念した模様だ。バチカンのキリスト教一致評議会が韓国ソウル近郊の儀旺で開催したセミナーで香港教区のジョン・トンホン補佐司教が指摘した。バチカンの強硬な反発や国際世論の動向を受けて中国政府が天主教三自愛国会に独自任命を止めるよう、指示したと言う。
 同氏は、公認教会と地下教会との関係にも変化がある、とも語った。また先頃北京を訪問したバチカン代表団は中国問題の専門家クラウディオ・セリ師と国務省のジアンフランコ・ロタ・グラジオシ師であることを明らかにした。1週間にわたる会談の内容は明らかにされていないが、独自司教任命で緊張が高まっていた最中の会談で、双方が関係改善になお努力する姿勢を示したと見られる。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-07-25T02:49:20+09:00