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レバノン情勢でバチカンは即時停戦の立場に留まる、とラヨロ外務局長

 【CJC=東京】ローマで開かれたレバノン情勢をめぐる国際会議にオブザーバーとして出席したバチカン(ローマ教皇庁)の外務局長ジョヴァンニ・ラヨロ大司教は7月27日、バチカン放送局のインタビューに答え、同会議の成果などについてコメントした。
 会議の結果が世論に失望感をもたらしている原因として、即時停戦への合意が得られなかったことを大司教は第一の理由とし、合意が実現しなかったのは、ある国々は即時停戦では目標とする効果に達することができず、対立を即時止めるための努力を表明する方が現実的であると主張したからだ述べた。
 同会議終了後も、教皇庁は即時停戦の立場に留まり続けると大司教は強調。問題は山積みで複雑極まりないが、それゆえすべての問題の一挙解決はできず、すぐに解決できるものからひとつずつ始めていくのが大切であると指摘した。
 また、停戦にはまずそのための条件を作り出さなければならないという意見は見せ掛けだけの現実主義だ、と米国などを名指しはしないものの批判した。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-08-07T22:36:59+09:00