【ジュネーブ=ENI・CJC】カトリックとルーテル派が義認問題で合意に達し発表した共同宣言に世界メソジスト連合が調印を決定したことに、ルーテル派指導者は歓迎の意向を表明した。
「宗教改革以来、西方キリスト教を分裂させてきた神学上の相違は克服された」とルーテル世界連盟のイシュマエル・ノコ総幹事が、メソジスト世界大会終了後の7月23日、ソウルで語った。
ロイター通信によると、バチカン(ローマ教皇庁)を代表して大会に参加したキリスト教一致推進評議会議長のヴァルター・キャスパー枢機卿も「今日は、私たちの教会の歴史で最も重要な日の一つ」と、調印式前に語った。
世界メソジスト協議会は「近い将来、ルーテル派とローマ・カトリック教会と、より親密な関係に入れることを強く望む」と、声明で述べている。□