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統一教会信者700人がソウルの新聞社屋を襲う

 【CJC=東京】韓国の文鮮明派「世界平和統一家庭連合(統一教会)」の信者ら約700人が、月刊誌『新東亜』9月号に掲載された「大解剖統一教会王国」という記事に抗議、8月22日朝、ソウル市西大門忠正路にある同誌発行元の東亜日報社屋に侵入、8時間半にわたって占拠した。
 記事が、信者らの意見を完全に排除したまま悪意的に書かれたとして統一教会を悪意的に報道したとし、関連記事を掲載した新聞社の社屋を8時間30分にわたって占拠するという事態が発生した。
 侵入者側は、担当記者と編集長の解雇、5大日刊紙への謝罪文掲載、『新東亜』9月号の回収を要求した
 警察は約1500人を配置、強制解散と責任者連行などの措置を検討したが、信者らをさらに刺激し問題が大きくなる可能性があるという新東亜側の意見により、責任者連行を見送っている。
 侵入者たちは立てこもりを取材していた東亜日報やCBS放送の記者をけ飛ばしたり、服を破ったりした。「輪転機に泥をまく」という発言あったとの報道もある。問題の記事を書いた『新東亜』記者の携帯電話には「殺す」という文字メッセージが200通も入ってきたという。
 統一教会のソン・ジョンイク企画部次長は「新東亜側が適切な対応を取るまで、統一教会の信者らは今後も新東亜の社屋で集会を開く方針」と語っている。

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