【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)移住移動者司牧評議会は、9月27日に記念される「世界観光の日」に先立ちメッセージを発表した。
バチカン放送(日本語電子版)によると今年のテーマは「観光は豊かさ」。
同評議会議長レナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿は、豊かさが経済システムによって社会の不均衡の原因にもなっている現代、別の形の豊かさを発見する必要を、メッセージで指摘した。
他の人々に文化・歴史・自然・心の窓を開き、それを分かち合うことで人類はもっと豊かになることができ、人間こそが最も貴重な共通遺産と見なされる時、観光は豊かなものとなり、人間的価値の推進と民族・文化間の対話の機会となる、とメッセージは呼びかけている。□