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ロシア正教会は米聖公会の女性主教反対派を支持

 【モスクワ=ENI・CJC】(ソフィア・キシュコフスキー記)ロシア正教会モスクワ総主教座は、米聖公会が女性を総裁主教に選任したことを認めない「反対派」を称賛した。正教会は2003年に、公然同性愛者を主教に任命したことを理由に米聖公会との関係を断絶している。
 米聖公会の最高指導者に女性を選出したことは「古代からの教会の伝統に軽率にも違反している」と、総主教座対外関係部門の責任者、スモレンスクとカリーニングラードのキリル府主教は、ピッツバーグのロバート・ダンカン主教への書簡で述べた。
 米聖公会はこの6月の総会でキャサリン・ジェファート・ショリ主教を総裁主教に選出したが、ダンカン主教は、ピッツバーグと他の6教区がショリ主教のリーダーシップを認めないと発表している。
 キリル府主教は「これに関して、ロシア正教会があなたの行動を支持し、教区との関係を再開する用意があることを伝えたい」とダンカン主教宛ての書簡を総主教座のウエブに掲載した。
 ダンカン主教は、ロビンソン主教の叙階反対派によって2004年に結成された「アングリカン・コミュニオン・ネットワーク」の議長。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-09-05T02:40:05+09:00