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バチカンに教皇見張るスパイいた、とグレンプ枢機卿

 【CJC=東京】ソ連が教皇ヨハネ・パウロ二世を監視するためバチカン(ローマ教皇庁)にスパイを置いていた、とポーランドの首座司教ワルシャワのヨーゼフ・グレンプ枢機卿がイタリアのANSA通信に語った。「モスクワは、ポーランド人が教皇になったことからローマでの出来事に非常に関心があった」と言う。
 グレンプ枢機卿は、共産主義政権下で「ポーランドの全聖職者」が当局によって慎重に監視されており「情報機関には私たち1人1人の一件書類があった」と言う。
 近年、共産主義政権下でスパイが集めた教会関係の資料が開示されて判明した。カトリック聖職者が同僚に関する情報提供を求められた事例がある。中には意識せずに情報提供者に仕立てられた場合もある。
共産主義政権時代を評価するために設立された国立記憶研究所では、ポーランド人聖職者の約1割が知ってか知らずか、情報提供者になっていた。

KIRISUTO.INFOホーム教界ニュースホーム Last Update : 2006-09-12T02:07:02+09:00