教界ニュース

ニュースを友達にも教える

教皇、故郷ドイツ・バイエルンを訪問

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は9月9日から14日まで6日間の日程でドイツ・バイエルン地方へ出発、9日午後、ミュンヘンに到着した。同地出身の教皇にとって登位後初めての故郷訪問。海外訪問としては、昨年8月のドイツ・ケルン、今年5月のポーランド、7月のスペイン・バレンシアに続いて4度目。今回の旅行のモットーは「信じる者は決して独りではない」。教皇はこの訪問を通して同国の人々の信仰を目覚まし励ますことを目的としている。
 ミュンヘン国際空港には、ホルスト・ケーラー大統領夫妻はじめ、アンゲラ・メルケル首相、エドゥムント・シュトイバー・バイエルン州首相ら政府・行政当局要人、同国の教会関係者らが出迎えた。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、空港で行なわれた歓迎式典で、教皇は今回の訪問の目的がドイツの教会とバチカン(ローマ教皇庁)の絆を確認するためでもあると述べ、バイエルンとドイツの人々が過去の豊かな伝統を受け継ぎ、変容する現代社会の中でこれからもキリスト教信仰の精神遺産を新しい世代に伝えていくことを要望した。
 そして、教皇はすべてのドイツ国民、カトリック信者だけでなく、ルーテル教会や正教会など他のキリスト教教会とその他の諸宗教の信者たち、そして平和を望むすべての人々に挨拶を送った。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-09-12T02:09:04+09:00