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発言はイスラム教徒への攻撃ではない、と教皇庁

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世が母国ドイツを訪問中の9月12日、南部のレーゲンスブルク大学で講義を行った際、イスラム教の聖戦(ジハード)について批判的と取られる発言をしたことで、イスラム諸国に反発が広がっていることでバチカン(ローマ教皇庁)のタルチジオ・ベルトーネ国務長官は16日、教皇の立場がイスラム教徒に敬意を払うバチカンの方針に沿っていると明言、そのうえで、教皇が自身の発言の一部を本来の意図と異なる方向に解釈されたことを非常に遺憾に思っている、とする声明を発表した。
 国務省外務局長に15日任命されたばかりのドミニク・マンベルティ師は、「宗教間対話を最優先課題とする」と改めて強調し、イスラム社会との関係修復に取り組む考えを明らかにしている。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-09-19T01:31:34+09:00