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英国国教会がHIV陽性の同性愛者を司祭に任命

 【CJC=東京】英紙ザ・タイムズによると、英国国教会(聖公会)のロンドンにある教区補佐主教が、HIV陽性の同性愛男性を司祭に任命した。氏名は明らかにされていない。
 この15年間で、英国では司祭25人から30人がエイズ関連の疾病で死亡している。しかしHIV陽性であることが明らかになった人物を聖職に任命するのは今回が初めて。
 男性を司祭に任命した補佐主教は、同性愛者の権利支持者として知られる。ただ問題の司祭は、HIV陽性が判明した時点で前任の小教区から退任を迫られたことが明らかにされていなかったことが、一部の懸念を招いている。
 同性愛聖職反対派の中には、今回の任命を世界聖公会共同体の一致に対する挑発であり、脅威だという。一方、この任命を教会が成熟し、実社会の中に存在していることをしるしだ、とある主教は語っている。
 司祭は、教会規則を守り禁欲を貫くことを宣誓している。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-10-03T02:14:44+09:00