【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は9月25日、イスラム諸国の代表者らを夏の離宮、ローマ郊外のカステルガンドルフォに招待して会談した。ドイツ訪問中の発言がイスラム教を侮辱したとして強い反発を招いた問題について釈明し、関係修復を図ったものと見られる。
会談に応じたのはイラン、イラク、エジプト、インドネシア、トルコなどのバチカン(ローマ教皇庁)駐在大使など。バチカンの報道担当者は「招待が受け入れられたことは、平和と正義に向けて共に努力したいというイスラム諸国の願いを示している」と語った。会談の模様は、バチカン放送局を通じて公開される。□