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米学校で女子児童ら射殺、他の子解放願った少女「私を撃って」

 【CJC=東京】米ペンシルベニア州ランカスター郡ニケル・マインズで、平和主義で知られるメノナイト系の集団「アーミッシュ」が運営する学校に10月2日、トラック運転手の男が自動小銃とショットガンを持ち乱入し児童や教師補佐らに発砲、女子児童ら5人を射殺、5人に重傷を負わせたうえで自殺した。
 この事件で、死亡した13歳のマリアン・フィッシャーさんが「私を撃って他の子は解放して」とチャールズ・カール・ロバーツ容疑者(32)に頼んでいたこと、続いて撃たれ負傷したマリアンさんの妹バービーさん(11)らが、病院で家族に語ったことが報じられ、全米に感動と衝撃が広がっている。
 自分を撃ち他の少女らを解放するよう頼んだのはマリアン・フィッシャーさん。続いて撃たれ肩と手足を撃たれながら一命をとりとめた妹(12)らが、病院で家族に語ったという。最初に撃たれたのがマリアンさんだったかどうかは分かっていない。
 動機はなお不明だが、女児たちが「なぜ、こんなことをするの」と聞くと、「神に腹を立てているからだ」などと答えていたと伝えられる。
 犠牲者の遺族らは事件後に容疑者の家族を許すと伝えた。男の妻や親せきは犠牲者の葬儀に招かれたという。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-10-10T01:08:47+09:00