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ハリウッド大手がキリスト教や信仰主題の映画に力

 【CJC=東京】米ハリウッド映画大手がキリスト教や、信仰を主題にした映画製作に力を入れ始めている、と時事通信が報じた。北米地域で対象観客層が8000万人以上と多く、重要な収益源になるという。
 キリスト教をテーマにした映画はこれまでにも、「十戒」(1956年)、「ベンハー」(59年)などが興行的な成功を収めており、最近ではメル・ギブソン監督の「パッション」(2004年)が、興行収入3億7000万ドルを記録するヒットとなった。
 時事通信によると、20世紀フォックスはキリスト教信者層について「不当に扱われてきた観客層だが、ここ数年で爆発的に拡大している」(マーケティング担当のジェフ・ヨーディー氏)と指摘。02年からキリスト教書店協会(CBA)にニーズに合ったビデオなどを提供している。
 ウォルト・ディズニーも昨年、C・S・ルイス原作の「ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女」をヒットさせ、教会で特別上映会も開いた。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは「ダ・ヴィンチ・コード」が今年ヒットしたほか、黙示録をテーマにした「レフト・ビハインド」のDVDも販売。ワーナー・ブラザースは、英国の詩人ミルトンの叙事詩「失楽園」の映画化を検討しているという。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-07T02:46:25+09:00