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バチカン聖職者省新長官にブラジルのフンメス枢機卿

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、聖職者省長官ダリオ・カストリヨン・ホヨス枢機卿(77)の定年を理由とした引退願いを受諾、10月30日、後任にブラジル・サンパウロ大司教クラウディオ・フンメス枢機卿(72=フランシスコ会)を任命した。かつては解放の神学信奉者と近く、進歩的とされていただけに、一部で驚きをもって迎えられている。
 カトリック信者が最も多い国ブラジルからのバチカン(ローマ教皇庁)入りはルカス・モレイラ・ネベス枢機卿が2000年に司教省長官を辞任して以来、6年ぶり。
 教皇はまた聖ペトロ大聖堂主任司祭にアンジェロ・コマストリ大司教(63)を任命した。フランチェスコ・マルキサーノ枢機卿(77)の引退に伴うもので、教皇が75歳以上の高位聖職者の入れ替えにようやく乗り出したものとも見られる。
 教皇就任以来1年半、教理省長官にウィリアム・ジョゼフ・レヴェイダ枢機卿、福音宣教省長官にイヴァン・ディアス枢機卿、国務省長官にタルチジオ・ベルトーネ枢機卿を充ててきている。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-07T02:47:40+09:00