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ジェファート・ショリ氏が「キリストだけが神への道ではない」と発言

 【CJC=東京】米聖公会(英国国教会)の総裁主教就任直前のキャサリン・ジェファート・ショリ氏がAP通信とのインタビューで、イエス・キリストだけが唯一の神への道とは考えない、と語った。「神への唯一の道を知っていると主張することは、神を非常に小さい箱に押し込むことになる」と言う。
 聖書が「キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって宿っており」(コロサイの信徒への手紙2・9=新共同訳)と述べているところをジェファート・ショリ新総裁主教は「1人の人間が自分の中に満ちあふれる真実を持つことができる」とは信じない。その代わりに「真実は、神のように、ある1人が包摂できる以上のものだ」と言う。
 米聖公会では女性の総裁主教選出をめぐり反対派の動きが盛んになり、すでに8教区が、ジェファート・ショリ総裁主教の管轄下に入ることを望まないことを、聖公会の最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムス氏に要求している。今回の発言に派内の緊張がさらに高まりそうだ。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-07T02:48:52+09:00