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米聖公会が会員数激減に見舞われる

 【CJC=東京】米専門週刊誌『クリスチャン・センチュリー』によると、長らく教勢が横ばいを続けていた米聖公会が、ここ3年で11万5000人減の220万5376人と激減に見舞われている。
 これは教会員の出生率が米国キリスト者の中で最低なこと、また礼拝出席者の6割が50歳以上という内在的要因によるもの、とカーク・ハダウエー研究部長は言う。
 聖公会会員が福音伝道に熱心ということでもないが、カトリック教会など他教派の礼拝出席者の転入、新教会発足、霊的なことへの関心などと、会員死亡や転出などが相殺して教勢はほぼ横ばいを続けてきた。2002年の教勢減少も8200人どまりだった。
 「事実上、90年代から2002年までは、会員が増えた年もあり、順調だった。それから見ると、03、04年には3万6000人ずつ、05年は4万2000人減は厳しい」とハダウエー氏。会員減少の半分は、03年の総会が公然同性愛者のジーン・ロビンソン司祭をニューハンプシャー教区主教選出を承認したことが影響している、と言う。□

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-14T01:47:57+09:00