教界ニュース

ニュースを友達にも教える

ルーテル世界連盟と改革派教会世界連盟が初会合、新たなエキュメニカル会議目指す

 【CJC=東京】改革派教会世界連盟(WARC)とルーテル世界連盟(LWF)の代表者が11月18日、ジュネーブ近郊のシャバンヌ・ドボギスで初めて合同会議を行った。双方それぞれの常議員会の合間に開かれたもの。全世界規模で双方の関係、それぞれの抱えている課題、年次協議を行っている『キリスト教世界共同体』(CWCs)と世界教会協議会(WCC)との合同諮問委員会の必要などについて協議、「エキュメニカル(教会一致を目指す)会議」開催やWCCとCWCs間の調整なども検討した。
 今回の合同会議はWARCのクリフトン・カークパトリック議長(米長老教会)とLWFのマーク・ハンソン議長(米福音ルーテル教会)が議長を務めた。
 将来のエキュメニカル会議について、広範で多彩な運動が本質的に展開される新しい形の会議が必要であり、それが21世紀のエキュメニズム(教会一致運動)に重要な意味を持つことで合意した。そこにはCWCsの関与も期待されている。双方はこの種の会議を2013年に開催すべきだと提唱することで合意、そのためにはWCCが2008年の中央委員会で最終決定するべく、双方の総幹事がWCCと協議することも話し合われた。
 双方とも2010年以後は独自の大会を行わず、エキュメニカル会議に備えることとした。
 LWFのハンソン議長は「この重要な対話が出来たことを神に感謝する。WARCと共に、エキュメニズムに対する協力姿勢と正義、平和、和解のために働くことの中で私たちの関係は強化されて来た」と語った。
 WARCのカークパトリック議長は「改革派とルーテル派のキリスト者の間の一致が成長し、この歴史的な会議が、相互の成長と、今日の世界に正義をもたらすことへ大きな望みをもたらしたことを喜ぶ」と語った。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-29T02:41:20+09:00