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コビア総幹事ら丁光訓主教と会見

 【CJC=東京】サムエル・コビア総幹事を団長とする世界教会協議会(WCC)訪中団は11月17日、中華基督教協議会名誉会長の丁光訓主教の自宅を訪問、会見した。
 丁主教は「中国で、私たちは“教派以後”の状況にあり、神学再建を行っている。もはや長老派もメソジストも聖公会もない。中国の教会は中国人のものでなければならず、外来のものにしようなどと試みるべきではない」と語った。中国では教派主義の継続を主張するキリスト者は減り続けており、教派主義の退潮はキリスト教集団の評価を高めている、と言う。
 コビア総幹事らは、中国のキリスト教と、丁主教のWCC、さらにはエキュメニカル(教会一致を目指す)運動への貢献に敬意を示し、丁主教を「生きているエキュメニカルの祖」と呼んだ。またWCCと中華基督教協議会との連携を確認し「WCCは、中国にすでに明確になり始めた神学再建の過程に随伴する用意があることを明らかにしたい」と語った。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-11-29T02:41:52+09:00