【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は11月17日、バチカン(ローマ教皇庁)キリスト教一致評議会(議長:ウォルター・カスパー枢機卿)のメンバーと会見した。
バチカン放送(日本語電子版)によると、同評議会は、このほど「変革期にあるエキュメニズムの状況」をテーマに会議を行なった。
教皇は、第2バチカン公会議後40年間の神学的・精神的レベルにおけるエキュメニズム対話の歩みを振り返り、「沈黙は交わりの言葉となり、キリスト者間の兄弟愛は再発見され、対話と協力、共通の祈りと、連帯の中に再び結ばれるようになった」とその進歩を評価した。
教皇は、今後も諸教会と信仰の真理と愛に基づく対話を推進することができるようにと、関係者を激励した。