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米でコーランによる宣誓が議論呼ぶ

 【CJC=東京】11月の米中間選挙でイスラム教徒として史上初めて下院議員に当選したキース・エリソン氏(民主党、中西部ミネソタ州)が来年1月に予定される宣誓の際、イスラム教の聖典コーランを手にすると表明したことで議論が巻き起こっている。実現すればコーランを携えて宣誓する初の議員となる。
 米憲法は信教の自由を保障しているが、一方でキリスト教を中心とする米国の伝統も重視され、宣誓に際しては聖書に手を置くことが広く行われている。ユダヤ教徒の宣誓にも聖書が用いられるが、そこに新約聖書も含まれていたのか、についても改めて関心を呼びそうだ。
 大統領就任式でも聖書に手を置いて宣誓することは良く知られているが、カトリックとしては最初のジョン・ケネディ大統領はカトリック教会が使う聖書で宣誓している。また1901年のセオドア・ルーズベルト大統領は聖書なしで宣誓したという。

キリスト教界検索キリスト教界ニュース Last Update : 2006-12-12T03:58:43+09:00